近代の航空学は、1800年代後半、Chanute, Lillienthal, Montgomeryらの先駆者が開発したグライダーに端を発しています。しかし、航空学はその後動力を使用するものが支配的となりました。ただ空を飛びたいという単純な喜びは、動力化が急激に進むにつれ、急速に失われていきました。1960年代後半に入ると、勇敢な飛行機乗りたちが、大きな平型の凧をボートにけん引させる形で、かつての向こう見ずな夢を実現させようとします。一部は成功したものの、制御には難がありました。一方、NASAを引退したエンジニアのフランシス・ロガリョFrancis Rogalloが、ジェミニ宇宙計画で彼が携わった自動操縦機能に基づいた小型の凧の試験飛行に成功していました。彼の凧を、人間が乗れる大きさに設計できるのではという考えから、現代スポーツとしてのグライダーが誕生したのです。それ以来、竹とプラスティック製の凧は、アルミニウム、テトロン、強化ポリエステルなどの素材から成る洗練されたものへと進化しました。グライダーはより安全に、また比較的安価に楽しめるようになり、またスポーツとしての体裁も整いました。飛ぶことが大好きな人々や、タカやワシなどとともに大空を舞ってみたいと考える多くの人々がこのスポーツを楽しんでいます。